猫は地域環境と公衆衛生の問題、動物愛護の課題。千代田区は2000年に「飼い主のいない猫の去勢・不妊手術費助成事業」を始めるにあたり、普及員(ボランティア)を募集しました。その時のボランティアがネットワークを強め、ちよだニャンとなる会となり、今も千代田区と協働で問題・課題に取り組んでいます。
2000年から千代田区と協働で「飼い主のいない猫」の問題に取り組んでいます。去勢・不妊手術と保護して譲渡する活動を続け、2011年に「殺処分ゼロ」を実現しました。路上で命を落とす「路上死」ゼロをめざしています。
私たちが保護して譲渡をめざすのは、子猫だけではありません。過去に手術を行い地域に戻した猫たちが高齢・傷病で次々と倒れています。動物福祉・動物愛護が普及するなかで、倒れている猫を見過ごすわけにはいきません。高齢・傷病の猫も保護しています。
最近では、飼い猫についての相談が増えています。飼い主の高齢・認知症で適正な世話ができていない、入院、入所、死亡で行き場を失ったなど、事情はさまざまです。猫の頭数が過剰で適正に飼育できなくなる多頭飼育崩壊も相次いで発生しました。行政の福祉部門とも情報共有、連携協力して対応しています。